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木造3階建

山形県某所

山形県庄内地方某所のBarにて、かれこれ30年前にじゃがたらとミュートビートを同時期に見ていたというだけで店主と意気投合して、100年前から常連だったようなデカい顔で呑んだくれて、少しだけ反省。思えば10年近く前にも愛知県某所で、ギネスの看板だけを頼りに飲みに立ち寄った店で運命的な出会いをしたような気がするのだが、あの店の店主も「めんどくさい客だ」と思ってはいなかったろうか?なあ?

青鬼くん

クレーンに鳥の巣

300トンクレーンのブーム、下にあいた小さな穴から鳥の巣が出てきたと、オペレーターがせっせと掃除していました。
穴は小さい方が3センチ足らず、大きい方が5センチ前後だから、スズメみたいな小型の鳥のものでしょう。もちろん毎日動き回っている時には営巣なんかできません。
巣材に塗装と同じ色の塗料がついていたらしいから、塗装前か、もしかしたら製造後間もない頃のものか。ちなみに塗装は香川県、製造はドイツなので、四国からか、あるいはドイツからはるばる旅をしてきた鳥の巣です。
そんなわけで、クレーンだけど「鶴 Crane」ではなく、他の鳥の話。

野球小説

毎年この季節には、野球小説で開幕に向けて気分を盛り上げます。
 今年はメジャーのドラッグ問題に切り込んだ、これ。と、思ったけど、某紳士軍のおかげでもう影がうすい話題になっちゃった。

町を見降ろす墓地より

あばえ

朝、宇江佐真理さんの訃報を母からのメールで知らされました。

ほとんどの著作を読んできた、江戸の人情小説の名人。

函館在住の宇江佐さんの訃報に、たまたま函館にいる時に触れるという、奇縁。

ありがとうございました、宇江佐真理さん。

あなたの生み出した登場人物の数々、まるで生きた人々と袖触りあったかのように、鮮明に私たちの中で生きています。

9月11日の虹

今朝は起き抜けに札幌の大雨のニュース、こちらは相変わらずの出張先です。妻と実家の無事だけ確認してさっさと仕事へ、やや無理めの工程をこなしている真っ最中です。

今の仕事で初めて自分が小学校の体育館を施工した、北海道日本海側の小さな町。
前にもどこかで白状しましたが、子どものための施設の施工には、少しだけいつもより熱が入ってしまう、本当はプロとしてこんなことではもちろんいけないのですが、その最初の物件がこの町の小学校でした。今よりもずっと未熟で、技術も稚拙でノウハウの蓄積もない頃に建てた体育館が、それでもきれいな姿で(まあ、当たり前ですが)今でも建っています。この体育館ができてから、入学した子どもたちが、もう卒業したくらいの年月が経っているのに、さっき気がつきました。感慨深いです。

あの年、仕事の最後のまとめがなかなか進まず、本当に苦労していた時に、宿で見たニュース、13年前の9.11。

あれ以来、やっぱり世界は、ちっともよくなってなんかいないけど、自分が建ててきた、木造の学校、体育館、子ども園のたぐい、この国の子どもたちが、少しくらい楽しい時間を過ごす場所を作ってこれたのかと、ちょっとだけ自惚れたりしてはいます。

昼頃、仕事を躊躇するほどのどしゃ降りだけやり過ごして、まあそのぶん残業もしたのですが、夕方現場を見上げると向こうに虹が出ていました。

ほぼ建て終わった現場の一番高いところに上がると、港の向こう、これまた自分も少しだけ工事に行った北電泊原発が、彼方に見えます。所詮たてもの☆がかり、会社からフられた仕事なら何でも建ててご覧にいれる、自惚れも自戒も、どれも胸のうちの小さな波みたいなもんです。

宿の部屋にて

岩手県某所。

震災の年にも春から夏にかけて泊まっていた宿にいます。

あの時には日々地方新聞を読むのが、目をそらしちゃいけない思いと、それでも読めばやっぱり涙腺決壊するジレンマの中。宿のおばさんが、実は客向けにとってる地元紙を客の読んでないスキに熱心に読んでるのに気がついて、地元の方々も、やっぱり地元紙を何よりも情報源にしているのをだなと、全国紙や全国ネットのテレビがいかに当てにならないか、思い知らされたわけです。

今日、国営放送のローカルニュース枠では、震災当時津波から逃れた認知症の患者さん達が自分たちのオヤツを差し出して医師や看護師含めたみんなの飢えをしのごうとした話や、いまだに仮設住宅で暮らすじいちゃんばあちゃんたちが、仮設の片隅に設置された足湯に浸かって、そりゃあもう満面の笑みを浮かべる話題が今でも普通にオンエアされています。
多分全国ネットではやっぱり流れていないのではないのでしょうか。

脊髄反射的に涙腺決壊しそうになるのも、震災の年にこの地を目の当たりにした故だとは思ってますが、こんなふうに困難に真っ直ぐ立ち向かう人々の話題が、少なくとも福島の鼻血の問題(鼻血の件が本当に深刻な問題なのかより、私には全然面白いと思えないマンガの問題にされているのが益々不愉快なのです)、同じくらいに全国区で広められるべきだと、やっぱり思います。

何度も言ってますが、想像しがたい困難にあった東北の皆さんが、それでも前を向いてこの先の日々に立ち向かう姿から、多くのものを教えられているのは、震災にあわなかった私たちの方だと、ずっと思ってます。
視聴率だとか広告収入だとか、そんなものよりも本当に必要としている人々に必要とされている情報を届けること。やっぱり東北に来ると、いつもより益々物事を深く考えさせられる気がします。
百眼読書録
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