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相場英雄と辺見庸

「血の轍」の後は辺見庸「瓦礫の中から言葉を」NHK出版新書

石巻出身で、震災後の語られるべき言葉を真摯に探る作業。
「言葉でなんとか語ろうとしても、いっかな語りえない感覚」。それでもその先の、震災経験後のこの世界で語られるべき言葉を、おそらくは自身の深層へ降りてゆくようにして探し求める行為。

思えば震災の後、東北のあちこちに赴きもし、なにがしが見たかのようにTwitterやブログに言葉を垂れ流していた自分も、本当に何かを語っていたのか、気恥ずかしくなる。

言葉を書くプロの方々にとって、このことは真剣に考えれば、自分の存在そのものを問わずにおれないような問題に違いない。

相場英雄はどうだったのだろう?震災前に「みちのく麺食い記者」シリーズで各地に取材にも行ったであろう東北、昨年シリーズ新作の出版予定を、Twitterで公表してくれた時には単純に喜んだが、簡単な作業ではやはりなかったのだろう。
昨年中とおっしゃってられたが、「血の轍」の作業もあったのかもしれないが、年内には出版されなかった。

と、思って気にしていたら、「血の轍」の出版直後ご自身がまたTwitterで「次は『麺食い⑦』」とつぶやいてくれた。

「命削りながら描いて」いると。

嗚呼、やっぱりおれはこういう姿勢の作家がたまらなく好きだ。
ジャンルとか、カテゴリーとかではなく、自分のいる場所で、何が問われなければならないのかを本気で探る、言葉を発する立場にある限り、絶対におろそかにできない部分に誠実な作家の次回作が、気持ちよくないはずがないと、また、期待に胸をときめかせてしまうのであった。

tag : 東北

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