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「減塩」て、実はあまり好きじゃないっす。

先日紹介した日本茶のお店では、これまた絶品の梅干しをお茶請けに出してくれたりする。
こないだのセロリの梅酢漬けもたまらない逸品であったが、今日もその辺り、この国の「本当に」美しい一面のお話し。

昨夕、中央線某駅前の焼鳥屋でおなじみの連れ合いと呑んでいた時のこと。

隣に座った若い男女、漏れ聞こえてくる話の内容から、女性がどうやら札幌出身。
会社勤めらしい彼女、自分では意識しない「北海道弁」が悩みのタネ。
そうそう、札幌出身者は不遜にも自分の北海道弁を自覚していない場合が割と多い。
かく言うおれも今をさること30数年前、渋谷区立大向小学校の教室で「お前、身長『なんぼ』?」と何のてらいもなく尋ねてクラス中から差別的な大爆笑をいただいたことがある。

まぁあの日の屈辱はとうに時効として、北海道民が同じように何の疑問もなく使って東京都民から失笑を買いがちなのが、例えば「ゴミを『投げる』」。
もちろん「捨てる」意味で、いちいち腕を振って遠くまで飛ばす動作なんぞ想像してくれなくていい。
つーか、この「ゴミを『投げる』」という表現、ほんの少し離れた北関東では結構当たり前に流通していたりするんだよな。

焼鳥屋で隣あわせた彼女も、そんなありがちな地域性のギャップに、まぁそこは若いお嬢さん、それなりに苦労なさっているわけだ。

彼「あとねぇ、『あんばい悪い』」って言うでしょ?

彼女「えぇ?『あんばい悪い』も北海道弁?言わないの?『あんばい悪い』って」

もう、この辺で眼谷組は自分らの会話なんかろくにはずみやしない、複雑な思いを目配せだけで交わしながら、お隣の話の行方にわくわくしている、イヤな中年カポーである。

「『塩梅』悪い」
間違っても「案配」なんて無粋な字はあてたくない、この国のご飯とお茶と切っても切れない大切な食材が、食生活だけではなく言語表現までも豊かに彩ってみせた、聞くだけで唾液が湧き出すおいしーフレーズだ。
お嬢さん、臆することなく使いなされ、ほれ、などと乱入こそしなかったが、方言ごとき、愛嬌交えて屈託なく語り合えるようでありたいよなぁ。
最後にどうでもよさそうなことだけど、こういう話題に「文化」つー言葉を使うと途端にウソ臭い気がするので、実はこう見えて結構意識して避けている。
そんなこと考えんのって、おれだけ?

コトバは「言葉」であるだけで十分に風味豊かで、「文化」なんて正体の曖昧な調味料はいらんと思うべさ。

comment

Secre

「塩梅」は生きる知恵から生まれた味わい深い言葉で、私も大好きです。
私の故郷の年寄りたちは、「そいつあ、あんべえ悪かんべえなあ。」などと、会話の中に塩加減を盛り込んでいましたっけ。

「文化包丁」「文化鍋」「文化住宅」と暮らしの中の「文化」は、なぜか愛しい。
「文明堂」のカステラも好きです。

ゴミを「ほかす」地方からやってきました。
何処に限らず、お国言葉大好きです。特に女性の、、

言葉遣い、「正しく」、以前に、「大切」にしたいとは思ってます。全然できてないですけど。

「文化」、まったく仰るとおりです。

じゃいは同様に「芸術」「アート」の使い方で、ときどき、キます。

>ありばさま
「文明鍋」
「文明包丁」
「文明住宅」
( ̄毳 ̄;)-~~
どれもイヤだ。カステラでよかった。

>じゃいあんさま
そうなんすよ。「芸術」とか「アート」とか、胡散臭くて使いたくないの。
誰もが無批判に受け入れやすい言葉って余計なイメージやニュアンスを背負いこんでいそうで、こちらも一層慎重になってしまう。
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