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その圧倒的なエネルギーもさることながら

網野善彦さん監修の講談社「日本の歴史」が出始めた頃、友人が言ってたのは「網野さん以外の学者の文章ってなんであんなに読みにくいんだ?」同感。
学術論文の文体が染みついちまうのかね?

中沢新一にしても、赤坂憲男にしても、自分の考えや思いを本当に伝えたいという情熱につきうごかされて書いている方々は、もちろん殊更自分を「高尚」に見せるようなレトリックも使わないし、多分その方がご自分の情熱が正しく伝わるのだと、知ってらっしゃるのだろう。

この国のマトモなロックミュージシャンがその歴史に、江戸アケミの記憶を持っているのと同じように、この国のもっとも良質な学者の皆さんの記憶に、きっと宮本常一がある(いる)んだと思う。

■ 民族学の旅 宮本常一
講談社学術文庫

ご本人の生家のことから始まる、まぁ自伝的な著作といっていいのだろうな。

「ただ歩くことが好きであり、働いている人の姿や顔を見るのが好きであった。」(P65)

読めば読むほど、その大きさに圧倒されるのだが、この「巨人」は、瀬戸内海の小さな島の郷里の人々や、この国中の(世界中の)同じような小さな町や村の人々とずっと一緒にい続けたのだなぁ。


「屋久島の年寄りたちの話は語り物を聞いているような感じのするものが多かったが、今『屋久島民族史』を読みかえしてみると、私はそれをすっかり散文にし箇条書きにし、(略)ことばそのものの持っていたひびきのようなものは洗いおとしてしまっているのである。(略)物を調べ、それを文字で再現するのがどんなにむずかしいことか。」(P109)

やはり「ことば」で表現することの根幹のところで、しごく真っ当な問題意識をだいておられたのだな。

この国に生きてるってことは、ずいぶんと豊かな財産を受けついでいるのだ。

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