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新宿東口「B]

10年ほど前まで暮らしていた東京で、一番好きだったコーヒーショップ。今でも東京に遊びに来る度に立ち寄る、新宿駅の改札から30秒。
ファーストフード並の価格設定で、吟味された材料、気持ちのいいスタッフ。
「コーヒーショップ」と書いたが、ビールも日本酒もワインも本当によく選んであり、しかも格安◎例えばエビスの樽生も300円。

生活も仕事もしんどかったあの時期、ココのスタンドで一杯のコーヒーやビールで背筋が延びる思いを何べんあじわったか…。

徹夜明けの帰り道、朝食のサラリーマンに混じって朝っぱらからビールを頼んだ時にも、笑顔で新しい樽をセットしてくれた。

今でも来る度に少しずつメニューも充実していて「全部食いたい」くらいの衝動にかられるのだが、もちろんそんなワケにはいかない。それは「おれはもうココの住民ではない」と思い知らされる契機でもある。

ただ「生きること」につきまとうそんな「不自由」と向き合うのも、それなりにイミがあるのだ、とおれは思っている。


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純粋な自然の贈与

せりか書房 1996年


中沢新一の「贈与」に関する文章を、なんだかわからんけど読んだ記憶だけがあり、内容も、もちろん書名も覚えてなくて、自宅の書棚にもなくて「あれは一体なんだったのか?」と時々思ってた。
最近になって網野善彦関連からまた中沢新一の著作を読みだして、この本を見つけてなんとなく思い出したが、あれはたぶん1995年。

とにかく当時ワケアリで急に東京を離れなくてはならなくなったおれは、身のまわりを整理した際に親しかった友人に少し大切なモノを贈りたくなり、

シナリオ書きのOに彼女の好きな橋本治の「窯変源氏物語」全巻揃いを、
イラストレイターのSには赤塚不二夫「天才バカボン」文庫ボックスセットを
確か贈ったのだ。

多分当時図書館で何かの雑誌ででも読んだのだろう、いや内容もロクに理解していなかったと思われるし、どう読んだのやら。汗;

ご本人が「あとがき」できわめてさりげなく触れてらっしゃるが、地下鉄サリン事件の年に発売されたこの本の執筆当時、中沢氏がどんな状況にいたかは想像に難くない。
にもかかわらず~我々が「当たり前の人生?」で、簡単には経験しないであろうような苦境にあって尚、
ここには「精霊の王」と同じように「知の冒険」を心から楽しむ中沢氏の姿がある。


その姿は何を読んだかもろくに覚えていないような失意の馬鹿者の心にも、ちゃんとささやかな灯をともしてくれて、誤読だか誤解だかアヤシイながらも「贈与の霊」の運動を経験させてくれた。

このブログでは、こんなふうに私のいい加減な人生に「これでい-のだ」という確信を折に触れて与えてくれた人々に、地味ではあるが感謝をささげてゆきたいと思っている。

考えたら「サイコロ振りの爺さん

「苫小牧発仙台行きフェリー」て、これで吉田タクロー思い浮かべる方は年代がバレますが、GW満席難民船手前状態のそのフェリーで、

読みかけの中沢新一「純粋な自然の贈与」やっぱり面白くて一気に読了、
結果睡眠ロビーの椅子で3時間ほどでそのまま車で東北道、首都高越えて

たどり着いた神奈川県某所、ここで明日から当分現場仕事。
自分には「非定住職能民」て言いきかせてます。

まだテスト中♪

申し訳ありませんが、ソコら辺遊んで歩きながらもうしばらくお待ちくらはい。
百眼読書録
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